お盆の里帰り

お盆の里帰りと、わが家のほどよい距離感について

夏の海辺の風景


毎年、お盆の時期になると世間は里帰りの話題で賑やかになる。
 テレビのニュースで高速道路の渋滞や新幹線の混雑を見るたびに、大変なことだと思う。
 私の個人的な生い立ちや細かな仕事の話は省略するが、若い頃は転勤も多く、単身赴任を長く続けていた時期もあった。
 そのため、家族が集まる機会は正月の1,2日だけであった。。


だが、76歳になった現在の私は、妻と二人で静かに暮らしている。
 長女は結婚して男の子と女の子の孫が一人ずつおり、未婚の長男は近隣のアパートに住んでいる。
 お盆だからといって、大仰な里帰りの行事を義務づけるつもりはない。
 来たいときに来ればいいし、用事があるなら無理をする必要はないのだ。

  親としての手本を示せてきたわけでもない。
 さらに言えば、私は40代半ばに体調を崩して入院して以来、かなり少食で、今は1日2食でコメは食べない。
 お盆だからと家族が集まり、ご馳走を囲んで賑やかにやるのは、今の私の胃袋にも少し荷が重い。


わが家の現在の集まり方を整理すると、以下のような具合である。

家族現在の状況お盆の関わり方
長女一家既婚・子供2人(男女)母親を気遣ってか年2度帰省(年々高くなる運賃使って)
長男近隣でアパート暮らし近隣在住だがほとんど来ない
私たち夫婦二人暮らし毎晩の日本酒か焼酎を楽しみつつ、普段通り過ごす


これくらいの、ほどよい距離感が互いにとって一番気楽ではないかと思う。
孫がかわいくて仕方がない妻は娘が住む地方に少しリッチに宿にでもとって楽しんだらよい。

伝統的なお盆の習慣を大切にして、親戚一同で集まるのも素晴らしい。
 一方で、わが家のようにそれぞれが自分のペースで淡々と過ごすのも悪くない。
 まあ、これは私の勝手な言い分であって、人それぞれ好きに生きればいいのだ。
 今夜は冷えた日本酒を一杯やりながら、テレビでも眺めてのんびり過ごすことにする。